たむらふみおおなかと内科のクリニック

【熊本市西区】胃カメラは何歳から受けるべき?検査を受けるべき年齢や症状を詳しく解説

 

健康診断で異常がなくても、年齢とともに胃がんや胃潰瘍のリスクは高まります。
そのため、早めに検査を受けることが大切です。特に50歳を過ぎると胃がんの発症率が上がるため、定期的に胃カメラ検査を受けるのがおすすめです。
また、胃の痛みや胸焼け、貧血の症状がある方や、家族に胃がんの病歴がある方は、年齢に関係なく検査を受けたほうが安心でしょう。
この記事では、胃カメラ検査を受けるタイミングや、どんな症状があると検査が必要なのか、どのくらいの間隔で受けるのがよいのかを詳しく解説します。
検査を受けるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

胃カメラ検査とは

胃カメラ検査は、食道・胃・十二指腸の内部を直接観察できる検査です。
先端にカメラがついた細い管を口や鼻から挿入し、粘膜の状態を詳しく調べます。
炎症や潰瘍、ポリープ、がんなどの異常を発見し、必要に応じて組織の一部を採取して検査することもあります。

 

胃カメラ検査でわかること

胃カメラ検査では、胃や食道、十二指腸の病気を早い段階で見つけることができます。
例えば、胃がん、食道がん、十二指腸がん、ヘリコバクター・ピロリ菌感染、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道炎、胃ポリープ、胃アニサキス症、機能性胃腸症などが挙げられます。
これらの病気は、初期のうちは自覚症状がほとんどないことも多く、気づいたときにはすでに進行しているケースもあります。
定期的に胃カメラ検査を受けることで、病気を早い段階で発見し、治療につなげることができます。

 

 

胃カメラ検査を受けるべき年齢

特に症状がない場合でも、年齢とともに胃がんなどのリスクは高まります。
40代から少しずつリスクが上がり、50歳を過ぎるとさらに高くなります。
まだ一度も検査を受けたことがない人も、50歳を機に定期的な胃カメラ検査を受けることをおすすめします。
病気を早く見つけることができれば、治療の選択肢も広がります。

 

胃カメラ検査を受けるべき症状

胃やお腹の不調が続くときは、早めに検査を受けることが大切です。
次のような症状がある方は、一度検査を考えてみましょう。

胃の痛みやお腹の張りが気になる

食後に胃が痛くなったり、お腹の張りを感じたりする場合、機能性胃腸症や胃炎、潰瘍などの可能性があります。
症状が続くなら、早めに検査を受けておくと安心です。

みぞおちの痛みや胸焼け、酸っぱいものがこみ上げる感じがある

みぞおちあたりに刺すような痛みがあったり、胸焼けや胃酸の逆流を感じたりする場合は、逆流性食道炎や胃食道逆流症の疑いがあります。
そのままにしていると、食道の粘膜が傷ついて炎症が悪化することもあるため、気になる症状があれば検査を受けましょう。

貧血や胃痛、吐血などの症状がある

胃潰瘍や十二指腸潰瘍が進行すると、出血して貧血を引き起こすことがあります。
さらに悪化すると、吐血や黒い便(タール便)が見られることもあります。
こうした症状があるなら、早めに検査を受けましょう。

家族にピロリ菌感染者がいたことがある

ピロリ菌は、昔の衛生環境が整っていなかった時代の水や食べ物を介して感染することが多いとされています。
家族にピロリ菌の感染歴がある場合、自分も感染している可能性があるため、一度検査を受けるのがおすすめです。

家族に胃がんを経験した人がいる

がんは遺伝的な要因も関係すると考えられています。
家族に胃がんを経験した人がいる場合、自分の発症リスクが高くなることもあります。
必ずしも遺伝するわけではありませんが、リスクを減らすためにも、定期的に検査を受けておくと安心です。

健康診断で異常を指摘された

健康診断の結果で胃の異常を指摘された場合は、より詳しく調べるために胃カメラ検査を受けましょう。小さな異常でも放置すると悪化する可能性があります。自覚症状がなくても、異常を指摘されたときは専門医の診察を受けておくことが大切です。

 

胃カメラ検査を受ける頻度

胃カメラ検査をどのくらいの間隔で受けるべきかは、医師の間でも考え方が分かれています。
年に1回をすすめる場合もあれば、異常がなければ5年に1回でもよいとする意見もあります。
ただ、人によって最適な頻度は変わるため、自分の健康状態やリスクに応じて検討することが大切です。

ピロリ菌の感染歴がある場合

ピロリ菌に感染したことがある人は、胃がんのリスクが高いため、年に1回の定期検査を受けるのが一般的です。
ピロリ菌を除菌した後でも、胃の粘膜に炎症が残ることがあるので、引き続きチェックしておきましょう。

異常がなかった場合

ピロリ菌に感染したことがなく、過去の胃カメラ検査でも異常が見つからなかった場合は、2〜3年に1回程度の検査を受ける人が多いようです。
ただし、胃の不調や気になる症状が出たときは、間隔に関係なく早めに受診しましょう。

早期胃がんの治療を受けたことがある場合

早期胃がんの治療を終えた人は、別の場所にがんができることもあるため、年に1回の検査を受けるケースが多くなっています。
定期的に検査を受けることで、新たながんを早期に発見し、早めに対処できるようになります。

 

胃カメラ検査は50歳を過ぎたら年に1回を目安に受けましょう

胃カメラ検査は、胃がんや胃潰瘍などの病気を早く見つけるために欠かせない検査です。
特に50歳を過ぎると胃がんのリスクが高まるので、年に1回受ける人が多くなっています。
健康診断では見つからない異常が見つかることもあるため、「まだ大丈夫」と思っている方も、早めに検査を受けておくと安心です。
胃の不調が続く、気になる症状がある場合は、一度医師に相談してみましょう。

 

熊本市西区春日の「たむらふみお おなかと内科のクリニック」

鹿児島本線「熊本駅」から車で約5分に位置するたむらふみおおなかと内科のクリニックは令和4年に開業した新しいクリニックです。
30年以上の経験を持つ院長が、これまでの知識を活かして地域の皆さんの側に立ち、より近い場所で健康のサポートを行うために開業しました。
普段の体調のお悩みをはじめ、胃内視鏡検査や大腸カメラを用いて行う病気の早期発見にも注力しています。
総合病院との病診連携も密にとりながら、患者さんにとって必要な手を差し伸べられる場所になれたら幸いです。
「なんだか違和感がある」「少し痛みを感じる」といった変化があった際には、ぜひお気軽に検査を受けにいらしてください。

たむらふみおおなかと内科のクリニック
TEL:096-312-3500
住所:〒860-0047 熊本市西区春日7丁目28番10号

 

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